赤い自由帳

浦和レッズを中心にJリーグを観ています。戦術は語れません。

【浦和レッズ】ムアントンとのパートナーシップ締結に思うこと ~ アジアと欧州のゲートウェイとしての浦和

9/16、タイリーグ ムアントン・ユナイテッドとの覚書締結が発表された。

 

 

提携に関する主な内容(案)は下記の通りとなります。

[提携の主な内容(案)] ※具体的なアクションプランは両クラブ間で今後協議していきます。
(1)選手・コーチを含む人材の知識、アイデア、技術・トレーニング手法の学び等を通じて、連携を強め、発展を目指す。
(2)ニーズに応じた、若手選手を中心とした人材交流
(3)フットボールセミナーやフレンドリーマッチ等のイベント開催
(4)事業開発等の新たなビジネス機会の検討


率直に言って、こういったパートナーシップが実際どこまで機能するのかいまいちよく分からないが、パートナーシップ締結自体はとても良いことだと思う。

1つのクラブでやれることにも限界はあるため、本気でアジアNo.1を目指すのであれば、このようなパートナーシップをフル活用するのは重要。

 

それに、ユンカーの移籍時におけるフェイエノールトの協力を見るに、いつどんな形で役立つかわからないので、結べるときに結んでおいたほうがいいと思った。(もちろんクラブは計画的な活用を検討すると思うが)

 

また、フェイエノールトにしてもムアントンにしても、チームカラーが浦和と同じ「赤・白・黒」。

偶然しにては出来過ぎだと思うので、おそらく意図しているのだろう。こういうコンセプトは面白いなと思った。

ヨーロッパへのゲートウェイとしての浦和

Jリーグは、競技レベル、リーグや各クラブの経営状況、国としての治安の良さや暮らしやすさなどをトータルで考えたときに、東アジアでトップのリーグだと思っている。

そしてJリーグで目立った成績を残した選手には、欧州5大リーグや中堅リーグへのステップアップの道が開ける。

 

そう考えるとJリーグは、タイを含む東南アジアの選手にとって、「まずそこを目指し、更なるステップアップの可能性を見出す」リーグになりうると思っている。

 

浦和が今回の提携をきっかけに、そういった選手の受け皿のチームになれれば、よい相乗効果が生まれるのではないかと思っている。

タイリーグのトップ選手であれば、J1で平均以上のパフォーマンスを出せることをチャナティップティーラトンが証明しており、純粋な戦力アップも見込める。
それにこれから成長が見込まれる国や地域での、クラブのブランディングにも寄与するはずだ。

 

ムアントンとの提携をテコに東南アジアから有望な選手や指導者を獲得し、数年間浦和に貢献してもらった後、フェイエノールトとの提携をテコにヨーロッパへ送り出す。

そんな、アジアとヨーロッパのゲートウェイとなる立ち位置に浦和が立てれば、クラブの成長速度をより上げられるのではないかと思う。

 

そのためには提携先は多い方がいい。赤白黒で真っ先に思い浮かぶのはプレミアリーグのあのクラブだが、そこまで拘ると候補が限られすぎるので、赤くらいをコンセプトに広げていって欲しいと思っている。

アジア方面ではオーストラリア、ヨーロッパ方面ではベルギーやオーストリアあたりの、規模や立ち位置の似たリーグのチームと提携できると面白いのではないかと思っている。