赤い自由帳

浦和レッズを中心にJリーグを観ています。戦術は語れません。

大久保 智明 〜 on the right track

2/18(土)、カタールワールドカップ開催による変則的な長いシーズンオフを経て、2023年のJリーグが開幕する。

これだけ長いオフがあれば、浦和の3年計画の歩みなどをあれこれと書き残しておけるかなと思っていたけれど、日々の生活に追われ、結局何もできなかった。

せめて開幕前に滑り込みで、今シーズン最も期待する選手について書いておく。

今年個人的に最も期待する選手、それは大久保智明。

2021年に加入し、21年: 18試合/725分→22年: 23試合/1,333分と着々と出場時間を延ばしている。

一瞬のキレ味鋭いドリブルが持ち味で、ボールを晒して食いついた相手の逆を取って抜いていく姿は観てて心地いい。

昨年、最も高いドリブル成功率を記録した選手だったそうだ。

そんなわけで、浦和に限らずリーグでもトップクラスのドリブラーと言える大久保。昨年からの課題だが、あとは如何に得点やアシストという数字を記録できる、怖い選手になれるかだろう。

それは本人も十分自覚しているみたいなので、あとは結果となることを期待するばかり。

彼になぜ注目しているかといえば、おこがましいが、正しい成長曲線を正々堂々歩んでいるなぁということがはっきりと見て取れるから。

ルーキーイヤーの2021年から2022年の中頃まではなかなか出場機会に恵まれなかったが、出てきた時には、腐らず努力を続けてたんだろなぁというプレーを見せてくれていた。

その後、出場機会も増え、スタメンで出ることも多くなってからは、「ドリブルは上手いけど、得点が…」という声が出てきた。 本人も課題として認識していることをインタビュー等で話している時期に決めたのが、東京戦でのゴール。

課題や苦悩、それに対する努力の姿勢、努力による成長と結果をはっきりと見ることのできる選手。こういう選手は応援したくなる。

今年から就任したスコルジャ監督は、攻撃陣に裏への姿勢を植え付けようとしているらしい。それは、大久保が自覚している課題そのものだ。これにより、またさらに成長するのだろう。

このまま正しい道を進み続けてほしい。