赤い自由帳

浦和レッズを中心にJリーグを観ています。戦術は語れません。

【浦和レッズ】ACL2022 準決勝 全北 vs 浦和@埼玉スタジアム2〇〇2 ~ Yes, Red Diamons. You're the best.

3年ぶりのアジアの舞台

2021年の天皇杯制覇した浦和レッズは、決勝で敗れた2019年から、3年ぶりにアジアの舞台に参戦。
COVID-19の影響によりタイで集中開催されたグループリーグを2位で突破し、ノックアウトステージへ進出した。

 

ノックアウトステージもセントラル方式開催となり、開催場所として選ばれたのは、さいたま。中立地扱いながらも、浦和は実質的にホームで戦うアドバンテージを得た。(この状況を勝ち取るために、いろんな方の協力と献身があったらしい。本当に頭が下がる思い。)


そのノックアウトステージも、ラウンド16でマレーシアのジョホールを5-0、準々決勝でタイのBGパトゥムを4-0で下し、東地区での頂点を決める準決勝へ進出。韓国の全北との決戦を迎えることになった。

 

開催が決まった頃から試合に参戦しようと思っていたが、諸事情によりジョホール戦・パトゥム戦は参戦できず。
しかし、全北戦はどうしても参戦したく、もろもろ調整し、いや実際には調整しきれなかったものもあるが、とにかく試合には駆けつけることができた。関根の呼びかけに応えることができてよかった。

 

 

一生忘れないだろう試合

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もういまさらだし、大したことも書けないので試合内容を振り返るのはやめておく。ただ、この試合で観た様々な光景は一生忘れないだろう。


開始前の決戦の雰囲気も、ビジュアルサポートも。

普段は飄々としている風の松尾のシャウトも、PKを献上した大畑の表情も、決定機もPKも外してしまったモーベルクの悔しさも。

逆転された後の一瞬の静けさを振り払うPRIDE OF URAWAも、酒井の"マルセイユタックル”も、起死回生のゴールを決めたのに驚くほど冷静なキャスパーの表情も、ゴール裏で蠢くフラッグの波も、ゾーンに入った西川も。

翌日タイピングができないほど手が痛くなるまで拍手したことも、試合後にたまたま隣に居合わせたお兄さんと抱き合ったことも。

 

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一生忘れないだろうし、何年かしたら周りの誰かに、「あの試合、生で観戦したんだぜ」と自慢げに語っているはず。

 

試合展開から言えば1-0で終わらせるか、後半終了間際の決定機を決めて90分で勝つのがキレイな終わり方なんだろう。
でも追いつかれ、(選手たちはどう思っているかわからないが)一瞬の気の緩みの様な失点で逆転され、それでもスタジアムのボルテージを背負って同点に追いつき、サポーターも伝説のフラッグの波を再現して、PKで勝つ。
何というか、これぞ浦和というものをギュッとしたような、濃密な時間を堪能した気分だった。


しかし、いつまでも余韻に浸っているわけにもいかない。まだ何も成し遂げていない。決勝は2月。ACLの借りは、ACLでしか返せない。

 

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