柏戦における鈴木彩艶選手のエントリー手続き不備の案件。ついにCASへの提訴にまで至った。
クラブは、手続き不備による処分を受けること自体は受け入れているが、その処分の重さを不服としている。
今回は「出場資格」と「エントリー資格」は別物であるという解釈のもと、出場資格に関する規定を根拠とした没収試合に妥当性はないと主張している。(と自分は解釈している)
この件に関しては、全面的にクラブを支持する。
大前提として、自分も今回の件で浦和が処分を受けることは当然と思っている。
納得できないのは、その処分の重さを全く理解していると思えない、運営側の緊張感の無さだ。
まず、スポーツ競技の結果を全く無視し、決められたスコアにしてしまう没収試合は、相当に重い処分という認識がある。
そもそも今回エントリー手続きを怠ったことが没収試合に相当するのかという点にも色々議論はあるだろうが、そこは水掛け論になる部分な気もしているので触れない。
問いたいのはJリーグの姿勢だ。
没収試合となるほどの問題を見逃したマッチコミッショナーに、何の処分も下らないというのはどういうことか。
没収試合となるほど問題ならば、処分の対象は自己申告したケースだけでいいのか。少なくとも今シーズンの全試合のエントリー状況を遡って同様の問題をチェックし、その結果を公表しなければ著しく不公平だ。
本当に没収試合にするのならば、処分する側もそれ相応の覚悟をもって臨んでくれ。